医薬品卸 史料館
卸の歴史と発展
医療社会の発展を支えてきた
医療品流通の歴史をたどり
その役割などをご紹介します。
医薬品が、広く販売されるようになったのは、江戸時代半ばごろで、幕府も民間医療向上のために売薬を奨励しました。売薬製造がさかんになるにつれ、流通が活発となり、薬種(薬の原料)を扱う商人が力を持ちました。幕府は冥加金(税金)を納めたものには営業独占の特権を与えました。江戸では本町薬種問屋組合24軒、大坂では道修町薬種中買仲間124軒が公認されました。
薬種には、中国が産地で日本に輸入される「唐薬種」と、日本でとれる「和薬種」の2種類がありました。すべての「唐薬種」は大坂の「唐薬問屋」⇒道修町「薬種中買仲間」⇒全国「薬種屋」との流通経路が一本化されていたため、唐薬種の品質は信用がおかれていましたが、「和薬種」は流通経路が定まらず、贋薬が多く出回っていました。幕府は江戸、駿府、京、大坂、堺の5都市に「和薬改(わやくあらため)会所(かいしょ)」を設立、すべての和薬種は、会所の検査を受けなければ販売できない体制を作りました。薬種問屋は、医薬品の安定供給と品質確保の上で、重要な役割を担っていました。
図画所蔵:早稲田大学図書館
参考文献:くすりのまち道修町(道修町資料保存会)
卸薬業五十五年のあゆみ(社団法人日本医薬品卸売業連合会)
概説薬の歴史(天野宏 薬事日報社)
江戸の生薬屋(吉岡信 青蛙房)
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